説 教

  2022年6月5日

聖霊降臨祭

  • 「神の偉大な業を語る」

    一之木幸男 牧師
    使徒言行録2章1~13節
    様々の苦難を受け、十字架に磔にされ、死んで葬られ、三日目に死人の中から復活したキリスト。彼は40日間にわたって使徒たちに現れ、神の国について話されました。そして彼らと食事を共にしていた時、こうお命じになりました。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである」《神の約束を信じて待ち望む》これは聖書を貫く中心的な在り方です。使徒たちも祈りつつそのようにしました。◇これは今を生きている私たちへの問いかけでもあります。忙しく動き回っている我々は《待つ》ことがとても苦手になってしまっています。手間ひまをかけてじっくりと、信仰を養われていきたいと思います。ユダヤ教三大祭の一つ「五旬祭」の時にも、一つになって集まっていました。「突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で語りだした」何を語っていたのか?《神の偉大な業を》です。聖霊はこれを語らせるのです。イエス・キリストの恵み、み言葉のいのちを現すのです。個人賞賛・人事のうわさ…そんなものはどこか他の所にさせておけばいいのです。◇聖霊降臨の出来事が人々に引き起こしたのは《驚き》でした。信仰の喜びは驚きの感覚です。『アメイジンググレイス』というあの歌がこれをよく表しています。私達はすぐに物事を「当たり前」ととらえます。驚きの感覚を養い保つために日々祈り、主の日毎の礼拝を献げます。今日・いま、この時に働いている神の偉大な業を、こうして受け取ります。