説 教

  2022年9月25日

聖霊降臨節第17主日

  • 「人知をはるかに超えて」

    一之木幸男 牧師
    エフェソの信徒への手紙3章14~21節
    ※音声ファイルはありません
     パウロの祈りの言葉です。神の前での真実な祈りが、こんなにも心を広くし、力づけ、希望を与えるものであることに改めて驚きを与えられます。この短い手紙において、既に1章で祈りが献げられている。「祈りの度に、あなたがたのことを思い起こし、絶えず感謝しています。」(16節)◆今日の祈りを一つ一つたどってみましょう。①聖霊によってあなたがたの「内なる人」が強められるように。 「内なる人」とは、神によって創造された《新しき人》のことです。②信仰によってあなた方の心にキリストが住んでくださるように。これはキリスト・イエスの約束に基づいています。(ヨハネ14:23参照)これはパウロの全実存の中心です。「生きているのはもはや私ではありません。キリストがわたしのうちに生きておられるのです」わたしを愛し、わたしのために身を献げてくださった、その方があなたがたにも住んでくださるように。③愛に根差し、愛にしっかりと立つ者としてくださるように 「しっかりと立つ」とは〈土台とする〉とか〈基礎を据える>ということです。何を土台とするかが、人間一人一人の歩みを決していきます。④人知をはるかに超えるこの愛を知るようになり、神の満ち溢れる豊かさのすべてにあずかり、それによってみたされるように。ものすごい祈りですね。しかしこれが聖書全体の目標なのです。すべての完成、神がすべてのすべてとなられる時が約束されているのです。◆全ての祈りの根底にあるのは《人知をはるかに超えて生きて働いておられる神》です。私たちにはまだ知らないこと、隠されていることがたくさんある。日ごとの生活において、主の日毎の礼拝ににおいて、常に新しく造り変えられ、キリストが自分の内に生きておられることを知らされ、その愛を知らされていく…この祈りこそ、私達の今日に、明日に、希望と力を与えるものです。