「永遠の契約」
一之木幸男 牧師
創世記9章8~17節
※音声ファイルはありません
『創世記』1章の記述は、神による規則正しいリズムがあります。「神は言われた」「~あれ」「~があった」そしてこの後、印象的かつ決定的な言葉が語られます。「神は見て、良しとされた。」最後に人間が創造され、お造りになったすべてのものをご覧になると、「見よ、それは極めて良かった」と言われています。これはどんなに強調してもしすぎることはありません。この事実を繰り返し確かめ続ける必要があります。◆しかしこのわずか2章後にはアダムとエバによる神への背信が、次にはカインによる弟殺しが記されています。そして6章にはこうあります。「主は、地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っているのを御覧になって、地上に人を造ったことを後悔し、心を痛められた。」そして人も家畜も這うものも、すべてを地からぬぐい去る、と言われました。そしてノアに箱舟を造るよう命じ、すべての生き物をつがいでそこに入れるよう命じます。40日40夜雨が降り続き洪水となり、すべての生き物は地からぬぐい去られてしまいました。◆多くの日の後、箱舟から出よと命じられてそれに従ったノアが真っ先にしたのは、主を礼拝することでした。そこで主は言われます。「人に対して大地を呪うことは、二度とすまい」と決意されるのです。「人が心に思うことは、幼い時から悪いのだ」と承知の上で。そして「産めよ、増えよ、地に満ちよ」と祝福を与え、契約を立てられます。無条件で与えられる《永遠の契約》です。このしるしとして虹を置かれました。これは様々な不安に取り囲まれつつ生きるすべての人間・生き物にとって、根本的な支えです。◆さらに主イエス・キリストの血による《新しい契約が与えられています。これによって、罪の赦しを信じて生きることの恵みが与えられています。